2016年05月01日 配信

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「妊婦や乳幼児」と「外国人」向けに

船橋市は、災害時に配慮などが必要な人向けに「子育て防災手帳」と3カ国語で表記された「防災ハンドブック」の配布を4月1日から始めた。阪神淡路大震災や東日本大震災などの教訓をもとに市が地域防災計画を見直し、要配慮に対する防災対策の一つとして、市民の声を聞いて約半年をかけ作成した。妊婦や乳幼児のいる家庭向けの「子育て防災手帳」は、母子手帳と同じサイズ(A6版34ページ)で、母子手帳のソフトカバーに一緒に入れて持ち歩くことができる。いざ災害が起こった時の避難の仕方、非常時のミルクや離乳食、おむつやトイレのことなど具体的に女性ならではの視点で紹介。配布は、市役所(戸籍住民課・危機管理課)、保健センター、児童ホームなどでも配布している。
外国人向けの多言語版防災ハンドブック(A5版29ページ)は、市の国際交流室が船橋市国際交流協会の災害時外国人支援サポーターらとともに作成した。中国語、韓国語、英語とひらがなで表記されており、地震などの災害そのものを知らない人にもわかるよう、イラストや写真を豊富に掲載。災害時にはイラストを指すだけでコミュニケーションを取れるよう工夫した。外国籍の人が転入の際に配布するほか、市内公民館での日本語教室、日本語学校などへ配られる。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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