2016年01月01日 配信

65歳以上の4人に1人が認知症!?

厚生労働省の調査によると65歳以上の高齢者の内、認知症を発症している人は推計で15%、約462万人にのぼる。前段階である軽度認知障害も約400万人いるとされている。つまり65歳以上の高齢者の4人に1人が認知症とその予備軍と言われているのだ。
認知症は、ほとんどの家庭で身近に発症してから慌てて対策をとる。しかし、高齢化は年々進行し認知症患者は増え続ける一方だ。初期段階では幻覚、幻聴などのほか進行すると記憶障害も現れる。新しい記憶から順に忘れていくため、ふとし た会話の中で「あなたどちらさまでしたっけ」と会話がかみ合なくなり症状が表に出てくるようになるのだ。

二つの成年後見制度法定後見制度と任意後見制度

症状が進行すると記憶に自信がなくなり犯罪などに巻き込まれるケースが増える。悪徳商法や詐欺などのターゲットになりやすいのだ。認知症のステージが進むと自分の財産を管理できなくなり、意思決定を他人に委ねないと日常生活もできなくなる。そうした時、「成年後見制度」が必要になる。認知症発症前の段階で自身が信頼する人に、認知症が始まった時に備えて代理人に代理権を与える契約を公正証書によって結んでおく「任意後見制度」と、認知症のステージが進行し判断能力が不十分になった時に家庭裁判所が最も適切だと思われる人を選任する「法廷後見制度」がある。後者の場合、申立人になれるのは本人、配偶者、四親等内の親族。身寄りのない高齢者などは市長が申立人になることもある。成年後見人になると、法律行為全てを代行する「代理権」と、契約などの法律行為を行う際に後見人の同意が必要になる「同意権」、後見人の同意がないままに行った法律行為を取り消すことのできる「取消権」を行使して認知症患者の支援をすることになる。
認知症や成年後見制度については行政や医療・介護事業者、弁護士や司法書士などの法律家が市内の各所でセミナーを開催している。患者の家族だけでなく周囲の人間も認知症に関する知識を深めることが地域の包括ケア醸成の根底にある。
取材協力 包括支援課 埜村社会福祉士

認知症・後見人の講演会情報

◆無料講演会「成年後見制度と遺言の作り方」

2月6日( 土) 13時〜14時30分/講師:濟木昭宏氏(弁護士)/定員200人/ 中央公民館( 船橋市本町2-2-5) / 問合せ: 包括支援課 TEL 047-436-2882

◆無料講演会「認知症を正しく知ろう!」

2月6日( 土) 15時〜16時30分/講師:児島和子氏(公益社団法人認知症の人と家族の会)/認知症の症状や基礎知識、認知症の人への接し方を学びます。受講者は認知症サポーターとしてオレンジリングをお渡しします/定員200人/中央公民館( 船橋市本町2-2-5)問合せ: 包括支援課 TEL 047-436-2882

◆福祉・介護・医療無料相談会・講演会「認知症について」

2月13日( 土) 講演会14時〜15時30分、無料相談会時30分〜17時/講演会「認知症について」/講師:安間芳秀先生/船橋市保健福祉センター( 船橋市北本町1-16-55)/ 問合せ: 公益社団法人船橋地域福祉・介護・推進機構 TEL 047-456-8040

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