2015年10月01日 配信

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第34歩:寺町

船橋駅前十字路を南に下ってすぐ、左側にある大きなお寺が「十夜寺」で知られる浄土宗の西光山浄勝寺です(写真①)。明応五年(1496)の開創と伝えられ、市内最大の寺域を持ちます。境内を通って裏に出ると、旧参道脇に専修院、その先には最勝院があります。北側にあった光樹院とともに浄勝寺に付属していた寺院です。
最勝院の境内には正中元年(1324)の碑があります。左へ行くと不動院、東へ曲がると覚王寺です。また最勝院の前から南へ行くと日蓮宗行法寺で す。このようにこの辺りは寺がいくつも集まっていて、小字を「寺町」といい、ここは漁師町と呼ばれる漁業集落の西に位置しています。
不動院の門前には大仏追善供養で知られる石仏が鎮座しています(写真②)。最近は「飯盛大佛」などと呼ばれますが、三番瀬を守るために事件を起こし牢中で亡くなった二人の名主と津波で亡くなった多くの漁師たちへの追善供養のための石仏です。説明を読むと、この石仏が漁師町の人たちに果たしてきた意味がよくわかります。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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