第二十二歩：国道沿いの坂道

国道14号線は京葉道路や東関東自動車道に地位をゆずったとはいえ、千葉県の幹線道路として交通量は多く、私達の生活にはかかせない大事な道です。その国道14号線を、海神あたりから中山まで歩いてみますと、地形が好きな方ではなくとも、国道から南側に入る小道はいくつもありますが、どれもこれも数メートルの坂道があることに気がついたのではないでしょうか？
そして、それぞれの坂道の一番下、あるいは国道沿いに、小さな池があることに気がつかれたでしょう。葛飾神社の池、二子の浦の池をはじめとしていくつもあります。もっとも、かつて池であったというところもあります。このように斜面が続いているわけは、今から１０００年ぐらい前に上昇してきた海面が海岸を浸食してできたと考えられます。その渚近くを通る道が千葉街道となったのです。

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