2014年04月01日 配信

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梨農家の悩みをリサイクルで解決

二和三咲地区の梨農家・船芳園(船橋市二和東2-6-1 TEL:047-448-2158)で梨の生育に欠かせない剪定作業をしたことで生じた「処分しなければならない枝」を3月14日、都内の陶芸家が窯を焚く薪として引き取りにやってきた。
船橋市では、宅地化の進行によって市条例で野焼きが禁止されている。かつては、畑の一角で焼却処分していた不要な剪定枝だが、現在は梨農家の負担で有料処理している。市からの補助金もあるが農家への負担は生じており、枝処分はかねてから農家の間で頭の痛い問題となっていた。今回、梨の枝を引き取りに来たのは世田谷区で陶芸教室「ひろ工房」を営む阿部浩久さん(48)。阿部さんは、作品を窯焼きする際、薪代などで300万円ほどかけて一回の窯を焚いていると言う。「この薪で7~8時間分くらい窯を焚くことができます」と、笑顔を見せる阿部さん。
梨の枝を提供した加納さんによると「船橋市内には梨の枝処理で困っている農家が他にもいる。みんなで枝の有効活用をすることで経費の削減につなげることができる」という。

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