2014年04月01日 配信

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漁師と津波犠牲者の弔い

本町の不動院(船橋市本町3-4-6) で2月28日、江戸時代、漁場争いで亡くなった漁師たちと津波で命を落とした犠牲者を供養する為の行事「大仏追善供養」が行われた。
通称「飯盛り大仏」とも呼ばれている同行事。炊きたてのご飯を石造釈迦如来像に高く盛り付けるのは、牢獄で腹を空かし亡くなった漁師たちをねぎらうためといわれている。また、如来像に高く盛りつけられたご飯を食べることで無病息災が叶うとされていることから、口に運ぶ参拝者の姿も見られた。
近隣住民や海神小学校の児童たちと、多くの参拝者が集まった。「今日は命がけで船橋の海をまもってくれた大先輩方を供養する日です。毎年この行事を通じてたくさんの方々と一緒に供養できることを感謝しています」と、船橋市漁業協同組合・組合長の滝口宣彦さん。
毎年2月28日(明治以前は1月28日)にこの事業は行われており、現在では市の無形文化財にも指定されている。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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