2014年04月01日 配信

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第十七歩:八坂神社と光明寺

印内バス停の脇に「じゅえむの里」の案内板(写真:左下)がある。この辺りに昔、「じゅえむ」という力持ちで機転のきく男が住んでいた。この男の頓と んち智 は、目上の人に特に冴さえわたる。葛飾一帯にその愉快な話が沢山語り継がれている。
バス停から路地を入ると程なく八坂神社と光明寺がある。神社の本殿修復と拝殿新築の工事が進む。昔、疫病が流行った頃、光明寺の住職が牛頭天王を勧請して八坂神社を建立。信仰は広まって明治・大正の頃、夏祭には亀戸・浦安・幕張から講の人々が集まり、大変に賑わったという。冬の「春祈祷」では極寒の中、日暮れより、大きな獅子頭を抱えて若者が氏子の家々を巡り災厄を祓う行事が続いている。急激に変貌している街に、昔からの姿が垣間見える時だ。
境内にはイチョウ・欅けやきの巨木と椿の名木(写真:右下)がある。この冬の大雪で椿の大枝が折れたが、今年も美しい花を咲かせている。

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