2014年03月01日 配信

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林直樹 院長

心と身体を総合的に診る主治医をもちましょう

数年すると医師の専門性に「総合診療医」(プライマリ・ケア医)が新しくできます。病気の原因を見極めていくため医療は細分化された専門領域で進歩してきました。しかし人は各領域別にあるのではなく相互に関連して保たれています。ですから病状も心と身体を別々でなく生活状況との関連を含め総合的に診ていくことが大切です。
例えば癌の末期で病院入院中モルヒネを多く使用していた患者さんが、住みなれた自宅に戻り在宅で心身両面から診療していくと疼痛が和らぎモルヒネ使用量が減る例がよくあります。「心と身体と生活」は相互に結びつき病状に大きく影響しています
その一人一人にドラマがあり、その人らしく旅立っていかれます。
私どものクリニックは開業して20年以上になりますが、当初から心と身体を総合的に診ていく医療を心がけており、在宅医療も開業当初から行っています。
心と身体そしてその人の社会生活を含めて診ていくことで患者さんが良くなっていく経験を多くしてきました。特に高齢者は複数の病気や生活状況の変化で心身両面に影響を及ぼすため病状をどのように理解していけばよいか、日々様々な健康不安を持たれることがあります。
総合診療医(プライマリ・ケア医)は患者さんの一番身近にいて様々な健康問題に対処し、必要に応じて各専門医、看護師、介護職と連携し外来・在宅で継続的に診療する主治医となる専門医です。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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