2013年12月01日 配信

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第十三歩:東葉門とゆるぎ地蔵

飯山満駅を南に二百m行き、右に曲ると東葉門(船橋市飯山満町2-744-1)がある。上飯山満村名主総代近藤家の長屋門で、現在は東葉高校の正門となっている。近藤四郎左衛門は江戸時代の下野牧の牧士。将軍家いえよし慶の鹿狩りでは活躍が伝えられている。
曲り角の前方、丘の上に 「ゆるぎ地蔵」がある。近づくと小堂に大きなお地蔵様が納まっている。昔、「揺るぎの松」という大木があった。根が地上から上がり、根方をくぐると、ゆらゆらと揺れるように感じたという。
この松が枯れて、木食僧の観信が二つの地蔵を作ったと伝わる。一つは飯山満に、もう一つは一・五㎞ほど離れた薬円台の高幢庵に安置された。二つを比べてみると、飯山満のお地蔵様は穏やかで味わいのある姿、薬円台のお地蔵さんは素朴で大胆な作風である。
この飯山満のお地蔵様は何時も花が供えられている。運が良ければ正月、お姿を拝観できる。

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