Funabachelin no.10
歴史が肉の旨味を凝縮させた
創業の味
no.10 壷焼き |
船橋大神宮から程近い宮本坂の上に店舗を構える「肉のスズキ本店」。厳選した九州産の豚肉を使用し、秘伝のタレに漬け込んだ「作重郎の壷焼き」は同店の看板メニューだ。
仕込にも手間暇をおしまずかけており、豚ももを外もも・内もも・しんたまという3つの部位に切り分けスジを取ることから始まる。華麗な包丁さばきで肉の塊は均等な大きさに切ら分けられ、塩・コショウをふった後、秘伝のタレに1時間漬け込むという。一晩漬け込むと硬くなることから、研究の結果常
温1時間がいちばん良いそうだ。また秘伝のタレは初代から注ぎ足して使われており、毎回火を通すので腐ることもない。
タレを漬け込んだ肉に針金を刺し、島田式という特殊な釜で備長炭で半日ほど「つるし焼き」にする。この「つるし焼き」は今でも行っているところは珍しいという。タレに漬け込み上下をひっくり返す作業が30分ごとに繰り返され、約4時間で焼きあがる。焼き上がりは熟練の目と手で触って確認するという。
防腐剤、膨張剤などの添加物は一切使用せず、焼き上がりまでの全工程を熟練職人が手作業で丁寧に行うため、1度に焼ける数も15と限りがある。明治20年創業の約130年も続く伝統の味「作重郎の壷焼き」は、創業の味が職人の手から手へと受け継がれているのだ。
◆肉のスズキ本店
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