2013年07月01日 配信

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【船橋市立坪井中学校野球部】
顧問/橋本晶央・小林俊一
部員数/42人

◆初勝利の大会で準優勝に
挨拶、礼儀、勉強。日々の積み重ねが結果を生み出す
市立坪井中学校の野球部が、4月20日から5月12日にかけて行われた「平成25年度船橋市春季市民中学校野球大会」で船橋中学校と対戦し、準優勝となった。

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発展の進む坪井地区

近年、急速に発展を遂げた坪井地区。現在坪井中学校には426人13学級の生徒が通っている。早くから宅地として分譲が進んだ同地区。その後、街の高年齢化に伴い生徒数の減少が見られたが、平成17年の220人7学級を底に、東葉高速鉄道「船橋日大前駅」の完成と、農地の宅地化による影響を受けここ数年、右肩あがりで生徒数は増え続けた。

全員野球で勝利を目指す

市選抜に選ばれるような突出した選手がいない野球部。「全員が一丸となって戦わなければ結果を出すことは出来ない」と3年前の監督就任から橋本先生は仕掛けてきた。試合に出ている9人だけでなくベンチの控え選手からスコアを付ける選手、コーチャーまで全員に勝利への役割を与え続けてきた。

勝てなかった3年生

公式戦で一度も勝ったことの無かった野球部。「決して力が無いわけではないのですが、競った試合で勝てない」と橋本先生。「むしろ、市ベスト8まで残った昨年の代に勝るとも劣らない良いチームなのですが」と評価する。
「生徒達は頑張っている。毎日真面目に練習しているのも良く分かっている」「どうしても勝たせてやりたい」と悩み、指導方針について自問自答の日々があった。
たどり着いたのは、「毎日の積み重ねを信じて練習や試合に臨もう」という考え。

愚直に繰り返した体力づくり

夏の総体が終わって現3年生の代になると、毎朝練習前に、坪井町近隣公園(周囲690メートル)を10周走るようにした。「粘り強さを身に付けてほしかった」と橋本先生。
競った試合で勝てない理由を「粘り強さが足りないから」と考え地道に続けてきた。努力の結果が見えない時が長かったが「腐らず、辞めないで続けてくれた」と生徒達との日々を振り返る。挨拶や礼儀も厳しく指導した。学校生活がきちんと出来ない場合には、練習や週末の練習試合もキャンセルした。
そして迎えた春季大会一回戦、金杉台中学校との対戦。5対0と大勝すると憑き物が落ちたように快勝が続き決勝戦まで勝ち進んだ。「全国制覇坪井中学校野球部」半年間かけた保護者の手作り横断幕が42人の努力を見ている。「夏季大会の結果が楽しみ」と保護者の石井由美子さん。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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