2018年03月22日 配信

マグロは絶対使わない
メインは季節を彩る旬の白身魚

和の趣が深い店構えの「魚unLOC」。店内の様子は外から窺い知れず、思わず敷居の高さを感じてしまう。
しかし、暖簾をくぐると大型スクリーンにジャズが流れる、オープンなスペースが広がっている。厨房の中では、金色のロングヘアーという出で立ちで、見事な手さばきで調理をする代表取締役料理長の西内大さん(43)の姿がある。

市内大穴出身の西内さんは、市内の寿司店で長く修業を重ね、現在の場所で今の店舗の前身となる和食メインの店を2012年オープンした。当時は今の屋号とも少し違い、店舗の外観も洋風だった。
「外観と料理のギャップをあえて出し、立地も悪い今の場所で、まずは5年間続けられるか挑戦だった」と振り返る。5年以内で閉店してしまう飲食店は数多い。
西内さんは毎日朝4時に、船橋市場で確かな素材を仕入れ、魚の目利きの腕を磨いている。
「地道にまじめに、コツコツと」よいものを出すことで人の心をつかみ、お店に足を向けてくれる数を増やしてきたのだという。メニューの魚料理は刺身をはじめ、焼・揚・蒸・煮などさまざま。しかしそこに魚介店で必ずあるマグロの姿はない。
「四季を感じる白身魚こそ、目利きの腕を生かせる素材」と、おいしさへの追及には余念がない。


※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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