2018年02月27日 配信
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好景気と言われる昨今、船橋近隣の雇用情勢は
どのような状況になっているのだろうか!?

現在ハローワーク船橋で所長をされている小出明弘氏に、
同所の果たす役割や現状についてうかがった。

ハローワーク船橋について教えてください

 1948(昭和23)年11月から「船橋公共職業安定所」として発足、平成2年「ハローワーク」という愛称を使用しています。厚生労働省・千葉労働局の出発機関のひとつで、県内には労働基準監督署が8カ所、公共職業安定所(ハローワーク)が13カ所あり、船橋市にはその両方があります。管轄区域としては船橋市のほか、習志野市、八千代市、鎌ケ谷市、白井市が該当します。付属機関としては、フェイスビルに「新卒応援ハローワーク」と、育児との両立を目指して求職される方向けの「マザーズコーナー」などがあります。事業内容としては、仕事の紹介と雇用保険の支給がメインです。当初は船橋市役所近くの第一庁舎のみで行っていましたが、2004(平成16)年に船橋スクエア21ビル内4・7・9階を第二庁舎とし、第一庁舎は事業主の手続き、第二庁舎は職業相談や雇用保険の受給などの手続きをメインにしています。

ハローワークの役割と現状は?

 千葉労働局の行政運営基本方針「すべての人が安心、安全、安定して働ける社会(ちば)をめざして」をスローガンに、「働き方改革」の推進などを通じた労働環境の整備・生産性の向上と、女性・障がい者などの多様な働き手に対する就業対策の推進に取り組んでいます。全国的に見れば労働力人口は減少傾向にあり人手不足な状況です。しかし平成28年度は当所では約9000件(全体の3割程度)の就職が決まりました。好景気なのでハローワークの利用者は減っているにも関わらず、就職者は増え、就職率は高くなっていますね。都内での就職も多いですが、管轄地域での就職ももっと進むことを願っています。

これからの目標は?

 働き方改革で、長時間労働の是正や魅力ある職場作りなどにも今後ますます尽力していきたいと思っています。履歴書の書き方、面接の受け方など求職にプラスになることを伝えらますし、求職活動をされる際にはハローワークを利用することをぜひ選択肢の一つに入れてもらいたいと思います。現在も情報提供には「ハローワークインターネットサービス」を利用いただけますが、平成31年度中にはさらに利便性の向上を図ったネットサービスをご提供できる予定です。

船橋での思い出は?

 これまでに2回船橋市に赴任していて、今回船橋は3回目になります。いずれも佐倉市から通っていますが、子どもが小さかった頃はよく「ららぽーと」さんに遊びに来ました。そして、東日本大震災の時も実はこの第一庁舎の所長室で打ち合わせ中でした。震災直後から職員が一丸となって働いていたという思い出があります。また、来るたびに船橋市は発展しているという印象を受けますね。

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 小出 明弘 氏

・昭和35年
佐倉市で生まれる
・昭和58年
日本大学法学部卒業
佐原公共職業安定所就職
その後県内の各ハローワークに異動あり
・平成22年 
船橋公共職業安定所次長
・平成23年
千葉労働局
・平成25年
茂原公共職業安定所所長
・平成27年
木更津公共職業安定所所長
・平成28年
千葉南公共職業安定所所長
・平成29

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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