2018年01月01日 配信

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船橋警察署管内が管轄になる「船橋地区安全運転管理者協議会」とは
どのような組織なのだろう?

事業所は、車の所有状況によって、安全運転管理者を置く義務がある。
平成19 年から会長に就任している鈴木佐太郎さんに、その活動内容など
についてうかがった。

どのような組織なのでしょうか?

安全運転管理者協議会は各警察署の管轄になり、市内には船橋警察署と船橋東警察署の2カ所にあります。また、県内には千葉県安全運転管理協会の下41の協議会があります。
 安全運転管理者とは、道路交通法に基づいて、乗車定員が11人以上のマイクロバスなどは1台、その他の白いナンバープレートの自動車であれば5台以上所持している事業所は、安全運転管理者を置かなければならないという義務があります。また20台以上所持していれば、副安全運転管理者を選任しなければなりません。
 現在、船橋地区安全運転管理者協議会には451事業所が会員になり、正管理者が451人、副管理者が130人います。

どのような活動をしているのでしょうか?

 安全運転管理者は道路交通法に基づいて、運行計画や運転日誌、交通事故日報の作成をし、安全運転の指導を行う者です。その安全管理者などの資質の向上や安全管理体制の充実強化、交通事故防止対策の推進、安全運転に関する啓発をします。また、交通安全思想の普及高揚を図り、交通事故防止に関与する事業を展開しています。
 具体的には、春夏秋冬の交通安全運動や、飲酒運転根絶、踏切事故根絶、シートベルト着用推進などのキャンペーンから、死亡事故緊急現地診断、県協会理事会参加など、多岐に渡り年間60回もの活動をしています。
 交通事故での死亡者数を減らしたい思いで活動しています。やはり死亡事故は高齢者に多く、船橋地区では交通事故防止対策機器である「Quick Step」を1台購入し、貸し出しをしています。加齢により低下する「認知・判断・行動」の機能向上を目指し、疑似飲酒ゴーグルを装着して飲酒運転の怖さを体感したり、ゲーム感覚で俊敏性トレーニングを楽しんだりできるもので、同協議会独自の試みをしています。

今後の課題は?

事故件数や死亡事故件数は減ってきてはいますが、昨年の千葉県の死亡事故件数は、全国ではワースト3だったので、今後はベスト入りするように努力していきたいと思っています。 41
あるブロックの会議や県の集まりなどをもっと開き、ほかのエリアの成功事例などを共有する場がほしいと思っています。

船橋といえば何を思い浮かべられますか?

船橋の郷土芸能として知られている「ばか面踊り」です。父が「ばか面踊り」を教えていた関係で、わたしも小さい頃から踊ってきました。笑いを誘う「ばか面踊り」は「福を呼ぶ踊り」なんです。子どもたちに教えて継承してきたいですね。

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鈴木 佐太郎(すずき さたろう)氏
・昭和17年 船橋市湊町で生まれる
 船橋小・船橋中卒業
・昭和35年
 親の跡を継ぎ漁師になる
・昭和46年
 船橋港業株式会社設立
・昭和53年 
 船橋地区安全運転管理者協議会に入る
・平成19年 
 船橋地区安全運転管理者協議会
 会長

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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