2017年05月25日 配信

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在宅センターセンター長/岡澤 昭吉さん

認知症対応型と、遅めの時間から始まるデイサービスを提供

「社会福祉法人江戸川豊生会」を母体とする「福楽園前原在宅センター」は平成19年2月に開設。「世のため、人のため、地域のため」をモットーに、デイサービスに加え、市内でも数少ない認知症対応型のデイサービスと、遅めの時間から利用可能な「アフタヌーン・デイサービス」を提供している。
通常のデイサービスは、要支援または要介護の認定を受けた高齢者が利用可能だが、認知症対応型はこれに加え、認知症と診断された人のみが対象となる。また、利用定員は12人以下と定められていて、その介護サービスには、熟練されたスタッフの力が不可欠だ。センターでは認知症に対しての理解と、介護の経験豊富なスタッフが対応し、これまでに数多くの認知症高齢者のケアをしてきた実績がある。「少人数でも楽しめるようなレクリエーションも行います。落ち着いた環境で本人のペースを大切にしながら会話や趣味を楽しむことで、認知症の進行をやわらげるお手伝いにもなるんですよ」とセンター長・岡澤さん。
「アフタヌーン・デイサービス」の利用は10時45分~17時45分。利用の開始時間が遅いため、朝が苦手な人や、ゆっくりと午後の時間を過したい人の利用が多い。
送迎の時間も含めると利用者の帰宅は18時以降になるため、家族は午後の時間を有効に使い、仕事や家事などに専念することができる。
季節の行事も盛んに行っており、中でもアフタヌーン名物の「出前ランチ歌謡ショー」は、昼食に出前の寿司を食べ、スタッフがドレスアップして歌謡ショーを行う。「利用者の皆さんとデュエットするなど、毎回大いに盛り上がっています」と、同施設・生活相談員の木村さん。
岡澤さんは「今後20年の間に高齢化によって福祉施設の需要が高まります。それまでに、よりよいサービスをどう提供していくかが、私たち福祉従事者の課題だと思います」と話す。

福楽園 前原在宅センター
住所/船橋市前原西6-1-72
TEL/047-403-3381

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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