2018年06月21日 配信

 

 

 

船橋市内の小学校や中学校を卒業し、今は音楽家として日本各地、世界を舞台に活躍する音楽家をご紹介! 船橋市内でも活動していることもあるので、ぜひチェックしてみて。

バイオリニスト
志村 寿一(ひさいち)さん
前原小学校、前原中学校卒業

 前原小・前原中出身で、現在は米国を拠点に日本やメキシコ、ドイツなど世界各地でバイオリニストとして活動している志村さん。高校卒業後、ジュリアード音楽院の教授ルイス・カプラン氏の強い勧めにより渡米し、マネス音楽大学へ。その後ニューヨークに在住し、多岐にわたる演奏活動を行っている。 昨年10月には習志野台公民館で地元中学生と共演するなど地元での活動も。2016年に設立した音楽の会「寿音」を通して、”身体と音楽との調和“を目指した講習会や演奏活動など、近年は日本にも活動の拠点を広げつつある。

習志野台中学校の生徒とアンサンブルを披露。左から2人目が志村さん

Profile
前原小、前原中学校出身。高校卒業後は米国マネス音楽大学に入学。在学中にアーティスト・インターナショナル・オーディションに合格し、カーネギー・ワイル・リサイタル・ホールでニューヨーク・デヴュー・リサイタルを行う。現在、カユーガ室内管弦楽団・首席奏者、LIU 室内楽音楽祭( ニューヨーク)・講師、東京藝術大学・非常勤講師などを務める。弦楽雑誌「サラサーテ」において「身体と音楽との調和」連載中。


オペラ指揮者
吉田 裕史(ひろふみ)さん
法田中学校卒業

 日本人としては初となるイタリアのオペラ界の名門・ボローニャ歌劇場フィルハーモニー芸術監督に就任し、同歌劇場首席客演指揮者の吉田さんは法田中学校の出身。東京音楽大学指揮科及び同研究科修了後は国内で経験を積み重ね、オーストリア・ウィーンへと渡った。イタリア、ドイツ、フランスなど各国で指揮を執り、平成26年にはボローニャ歌劇場フィルハーモニー芸術監督に、平成27年には同歌劇場主席客演指揮者に、それぞれ日本人として初めて就任した。市内では船橋市交響吹奏楽団を創立し、昨年10月には母校法田中で生徒の演奏の指揮を執るなど、市内でも活動している。

ボローニャ歌劇場フィルハーモニーと 法田中の創立70周年記念式典で同校吹
奏楽部の演奏の指揮を執った

Profile
法田中学校、国府台高校、東京音楽大学指揮科卒業後、同研究科修了。2006年よりイタリアを拠点に活動をスタート。2007年にはローマ歌劇場カラカラ野外劇場にて日本人初の指揮を執り、2010年にはイタリアのマントヴァ歌劇場の音楽監督に就任。イタリアの歌劇場の音楽監督就任は日本人初のこと。2014年にはボローニャ歌劇場フィルハーモニー芸術監督に、翌年には同歌劇場首席客演指揮者に就任し、昨年、3年間の任期延長が決定している。


チェリスト
植草 ひろみさん
船橋幼稚園、船橋中学校卒業

 船橋幼稚園、船橋中学校を卒業。11歳からチェロを始め、東京藝術大学附属音楽高校を経て同大学に進んだ植草さん。卒業後は10年間新日本フィルハーモニー交響楽団でチェリストとして活躍し、在団中には2年間の米国留学も経験した。退団後は大学講師の傍ら、久石譲氏、江原
啓之氏、アンドレ・ギャニオン氏など著名人との共演や全国各地でコンサートを開催。現在は、「癒しと情熱を奏でるチェリスト」として、ハープ奏者やピアニストとのデュオ「リベロバ」や高校の同級生4人でチェロカルテットを結成し、活動の幅を広げている。東日本大震災後は毎年東北で演奏をしているほか、船橋市内幼稚園や学校、公民館などでも積極的に活動している。

船橋市きららホールでの生徒たちの発表会 多数のCDアルバムをリリースしている

Profile
東京藝術大学卒業後、10年間、新日本フィルハーモニー交響楽団に在籍。その後14年間、聖徳大学で講師を務めた。国内外のアーティストのコンサートやレコーディングに多数参加し、NY のカーネギー・ホールなど海外での演奏活動も。現在、5枚のCDと3つのハイレゾ配信アルバムをリリース。コンサート出演、ラジオ番組のパーソナリティも務めるほか、ベジタブル&フルーツアドバイザーの資格も持ち、活躍の幅を広げている。


 

アイルランド音楽演奏家
豊田 耕三(こうぞう)
三山東小学校、三山中学校卒業

 

2016年、アイルランド伝統音楽のコンクール「オール・アイランド・フラー・キョール2016」でアジア人初の3位入賞という快挙を成し遂げたアイルランド音楽演奏家。豊田さんは、三山中学校時代は吹奏楽部に所属。大学4年の時からアイリッシュ音楽にのめり込み、大学院1年の春にはアイルランド伝統音楽サークル、通称「g-celt」を立ち上げ、1年間で100本のライブ活動をするほどまでに。卒業後は演奏家として坂本龍一氏やゆず、葉加瀬太郎氏などとの収録にも参加。現在は自宅でレッスンを行うほか、全国各地でライブ活動も行う。また、二宮神社のお囃子神楽連にも所属し、伝統芸能の担い手としても活躍中。日本で初となるアイルランドの大規模フェスティバル「FisdaM」を立ち上げ、今年1月、長野県松本市で第1回を開催した。

アイリッシュパブでのセッション 右からアイリッシュフルート、ティン・ホイッスル。
アイリッシュ音楽を中心としたアルバムもリリース

Profile
1981年、東京都生まれ。1989年、三山東小学校へ転入し、三山中学校、千葉高校を卒業。2007 年に東京藝術大学大学院を修了後、演奏家として活動を続ける。2014年 にはテレビ東京「オレゴンを歩く」 テーマ曲を作曲、提供。2016年、「オー ル・アイランド・フラー・キョール2016」でアジア人初となる 3位入賞。昨年12月にはテレビ朝日「題名のない音楽会」や、アイルランドの国宝級バンドThe Chieftains の日本公演にも出演。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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