2017年08月25日 配信

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18歳から海苔師として約30年、5代目を継いでいるのが滝口光宏(47)さん。妻の千晃さん(44)は坂才丸のオリジナル商品のパッケージから、ふなっこ畑での商品のディスプレイなど営業部門を担当している。坂才丸の海苔は三番瀬で養殖したものを自社工場で加工、先祖代々続く海苔師として歴史を守り続けている。
海苔は暑さに弱く、水温が23度以下にならないと種が放出されないなどライフサイクルが解明され養殖技術が進化した。全国でも三番瀬だけの漁法である「支柱策の固定張り」は、固定のためのポールを約3000本立て、海苔網の高さを調節して固定、干潮時に日光を浴び、満潮時に海中に沈むことで海苔に環境の変化を与えることでアミノ酸が増し、旨みと甘みが濃い仕上がりになる。
種付けを始めるのが9月下旬。ロールされた網に種を付け海に広げていくが、予備網も用意し冷凍保存。種が網に付き、そこから芽が出て20センチ程になった際に生海苔として収穫、この作業を1枚の網で3.4回繰り返した後、網を予備のものに張り変える。「何回も網を張り替えることは他では聞かない」と滝口さん。
収穫した生海苔は洗浄後、乾燥させ、焼き海苔工場でパック詰めされる。船橋三番瀬生海苔はふなばしセレクションに認証されている。

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ふなっこ畑
住所/船橋市行田3-7-1
TEL/047-439-3061
営業時間/9:30~18:00
定休日/火曜日

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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