2017年06月20日 配信

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市内にある保育園・幼稚園・支援センターなど、子どもたちを見守るさまざまな施設の人に話を聞き、それぞれが描く「船橋の子ども達の未来」を語っていただきます!

インタビュー No.4

認定こども園 不二幼稚園
 住所/船橋市飯山満町2-666
 電話/ 047-466-2925

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認定こども園不二幼稚園 理事長 髙?晴美さん

船橋で初めて、幼稚園から認定こども園に移行した「不二幼稚園」の髙?理事長に、移行の経緯についてお話を伺いました。

認定こども園不二幼稚園とは、どんな園ですか?

祖父が設立した不二幼稚園は昨年50周年を迎え、園舎の建て替えを行うとともに、認定こども園としてスタートして今年で1年経ちました。2階建ての園舎は、「ミッフィー」で知られる「ディック・ブルーナ」の絵のコンセプトをもとに許可を受けてデザインし、絵本の世界そのままの配色と木の温もりがある内装です。
近くの老人施設や小学校との交流、話を聞くときは聞く、遊ぶときは遊ぶというメリハリをつけた生活をし、一人一人の良いところを見つけて伸ばす教育を心がけています。

幼稚園から認定こども園への移行

認定こども園になったことで、幼稚園が保育園化したとの誤解を招くことがありますがそうではなく、今まで通り、幼稚園としての教育方針で子どもたちと接しています。当園では、1号認定(※1)の子どもは今までと同様に、2号認定(※2)の子どもは教育と保育の両方、そして3号認定(※3)の乳児もお預かりしています。
幼稚園からこども園への移行で一番大変だったのは、先生方の勤務体系の見直しです。幼稚園では預かり時間も短く、土日もお休みでしたが、こども園になったことで保育士の資格も必要になり、勤務時間など先生方の働く環境ががらりと変わりました。
0~2歳の子どもを預かるには面積の確保など設備投資も必要なので、幼稚園のままの園舎だと難しいと思います。ですが、今後の幼稚園としての将来や時代の動きを考え、認定こども園へ移行を決断しました。現在は1号認定180人、2号と3号認定を合わせて138人の子どもをお預かりしています。

今後の未来予想図を教えてください

幼稚園がベースでしたので、長時間子どもを預かることに少し違和感を覚えます。保護者の方に子どもと少しでも多くの時間を過ごしてほしいと思う反面、そのためには短時間労働など仕事の環境が整っていないといけないですし、国の制度自体が変わらないと難しいとも思います。現在2号と3号認定の子どもは満員なので、待機児童問題に少しは貢献できたと思っています。こども園への移行は、今の時代を考えると幼稚園としても考えていかなければならない課題ですね。

※1/ 保育を必要としない3 ~ 5 歳児  ※ 2/ 保育が必要な3 ~ 5 歳児  ※ 3/ 保育が必要な0 ~ 2 歳児

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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