2017年08月25日 配信

真言宗豊山派の寺院・光明寺の山門前の道を右に折れると、王子神社があります。上飯山満村本郷集落の鎮守でした。
古い神社ですが、文久5年(1808)に再建されたもので、開拓の神様である建御名方神(タケミナカタノカミ)が祀られています。この神様が大国主命の第二子に当たるから王子(オウジ)と呼ばれているそうです。そう広くない境内には、文政9(1826)年の碑が立つ富士塚や出羽三山供養塔(三山参り)、疱瘡の神、子安神、お稲荷さん、古峰神社などの石造碑や塔があります。多くの守り神に囲まれて、心地よい静寂が時を忘れさせてくれます。千葉県は出羽三山参りの盛んな所。村人に見送られて意気揚々と村から旅立ったのでしょう。先人達の姿が目に浮かぶようでした。
神社に腰かけて小学3年生に語って聞かせたのは、MyFuna8月号で紹介された「千代姫の故事」、船橋に残っている「千代姫の伝説」です。その千代姫を供養する弁天様は高野にあります。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

スポンサードリンク

MyFunaの最新情報はこちらから
関連キーワード