2017年06月20日 配信

201707_burari01
草分け農家が点在する高野の谷道

地蔵堂を通り過ぎ「ゆるぎ松の谷」の奥に歩いていくと市道七林線に出ます。さらに、市道に沿っていくと大宮神社が見えてきます。境内には神楽殿があり、船橋市の無形文化財に指定されている大宮神社神楽が毎年1月7日と例祭の10月23日にここで奉納されます。
集落の長男が楽人となって舞う十二座の神楽です。高野富士と呼ばれる市内最大の富士塚も一角にあり、昭和初期に蒟蒻栽培で潤ったお礼にと蒟蒻神社も祀られています。また、境内の幹周り328cmの巨木アカガシが目を引きます。
大宮神社のある高野集落地区(現飯山満2丁目)は中世の新開墾地で、古い地名の「高野」が小字に残っています。この地域にある旧家(林家)には、船橋ではもう珍しくなった茅葺屋根(※)のお宅が残っており、ご先祖がお伊勢参りの折途中で手に入れたという「袂石(たもといし)」(MyFuna6月号で紹介)があり、作家の柳田邦男が紹介したことで知られています。

201707_burari02
大宮神社境内で案内

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

スポンサードリンク

MyFunaの最新情報はこちらから
関連キーワード