2017年08月25日 配信

市内にある保育園・幼稚園・支援センターなど、子どもたちを見守るさまざまな施設の人に話を聞き、それぞれが描く「船橋の子どもたちの未来」を語っていただきます!

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院長 山口暁 先生(一番左)

船橋市で6月からスタートした「宿泊型産後ケア事業」とはどのような事業なのか、委託病院である山口病院に話を伺った。

山口病院はどんな病院ですか?

昭和37年の開院以来、母と子のための病院として、「この病院があるから安心して生活できる」と思っていただけるような親切な医療を心がけています。毎年約1700人の赤ちゃんが院内で誕生し、医師、助産師、看護師、薬剤師、栄養士など約170人のスタッフが連携してあらゆる面でのサポートを行っています。
ソーシャルワーカーが中心となって妊娠期からの育児支援にも積極的に取り組んでいます。また、助産師が中心となり産前のプレママ教室や、産後のママ’sカフェを通してママたちが出産や育児に前向きになれるよう働きかけています。そして、6月から船橋市が導入した「宿泊型産後ケア事業」に、私たちも参加することになりました。

宿泊型産後ケア事業とはどういうものですか?

平成26年度より厚生労働省が管轄している事業の一つで、船橋市では平成29年6月より実施が始まりました。現在は私どもの病院を含め市内4つの病院で実施しています。この事業は、産後に家族などから十分な家事・育児などの支援が受けられず育児に不安をもつ母子を対象に、医療機関の空きベッドを活用して心身のケアや育児のサポートを行うものです。船橋市在住で退院後のお母さんと赤ちゃん(生後60日まで。
ただし、早産児・低出生体重児の場合は退院日を考慮)が対象です。原則として、通算6泊7日(1泊2日で自己負担6000円)で利用できます。
この事業の利用希望者は、保健センターや地域保健課母子保健係に連絡し、面談などを受けることになっています。ベッドの空き状況次第なので、受け入れ人数はその時によって変わります。

今後の未来予想図を教えてください

この事業がもう少し浸透すると、利用者は増えていくのではないかと思います。特に里帰り出産後に戻って来た方は、自宅では実家のサポートも受けづらく、さらに地域にもつながりがない場合、一人で産後の不安を抱え込む方がいますので、すぐに相談してほしいです。他院で出産された方も受け入れています。私たちは人生のスタートに関わっているので、出産だけでなく、産後も活き活きと生活するためにもお母さんたちが外に出る機会を作り、子育てをする上で大切な、地域につながっていくお手伝いができればと思っています。

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産科・婦人科 山口病院
 住所/船橋市西船5-24-2
 電話/047-335-1072

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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