ども、演出です。
寒さも本格的になりましたね。
寒いのが超ウルトラスーパー苦手なオイラには厳しい季節です。
そろそろ冬眠します。
っていうか、冬眠させてください。
暖かい布団にお気に入りの枕で、安眠を貪る・・・。
・・・。
・・・・・。
・・・・・・・・。
フッ。
無理だな。ヾ(´゚Д゚`;)ゝ
現実を見て生きよう。
オイラには3月までにやらなければならないことが山ほどあるんです。
そりゃもう、立ちくらみがするほど。
この日の練習でやったのは2シーン。
2幕のラストを最初にやって、次に2幕のオープニングを練習しました。
1幕の時もそうでしたが、まずはラストを作ってしまいたいのです。
「終わり良ければ全て良し」って言うじゃないですか。
それまでどんなにグダグダでも、ラストさえバッチリなら何とか誤魔化せるんです。
逆に言えば、それまでどんなに良くてもラストがつまらなかったら、その程度の芝居になってしまうんです。
怖いね。
うん。怖いよ。
だから、まずはラストを成立させてしまいたいんです。
ラストを担っているのは9人。
結構多いですね。
でも、今、この9人が凄いバラバラ。
1幕の時の人間関係とどれだけ違ってるんだよって感じです。
2幕で大きな事件があって大きく人間関係が変わったはずなんです。
それなのに事件前と後でそんなに変わっていない。
原因はまず、何度も言いますが「セリフを覚えていない」から。
セリフを覚えていないから「自分の事で精一杯」なんです。
自分の事しか考えられない人を何ていうか知ってますか?
自分勝手っていうんです。
チラシにあらすじが書かれていますが読みましたか?
作品中のセリフにも出てきます。
「輪をかけて人の良い連中が集まってきていますからね・・・。」
輪をかけて人の良い連中。
輪をかけて、人の良い連中。
キャラ設定大丈夫?
オイラが今回の公演で目標説明した時、なんて言ったか覚えてますか?
今回の目標は「3時間をアッという間と思ってもらう」です。
そして、その為にどうするかの対策として「全員がキャラを確立させる」と説明したはずです。
キャラを確立させる方法・・・。
当然、第一にセリフを覚える。
んで、読み込み。
んで、自分なりの演技のアプローチ。
これだけです。
大変なのは「読み込み」です。
本質を見抜く目線を持っていないと、どんなに考えても無駄に終わります。
無駄って言ってしまうとザックリ切り過ぎな気もしますが、でも、無駄なもんは無駄です。
だったらサッサと演出に聞いてしまった方が早い。
だって今回は「たまひよ」なんですもの。
今回で「本質的目線」を学んで、次回から活かせばいいんです。
役者もオイラが思ったことを感じたのか、練習後終始暗い顔をしていました。
セリフを覚えなくては、と心の底から反省してくれたのなら、来週にその成果を見せてくれればいいです。
でも、
演出の目線って、やはり役者とは違い、
天邪鬼だなと思うのが、
役者の気落ちとは裏腹にオイラは、
手応えを感じてたんですよね。
「うん。このまま頑張れば何とかなる」って。
なので、オイラはそんなにラストシーンやオープニングのシーンの出来に対して「どうしよう・・・」なんて思っていませんでした。
反省会では実は、少々考え事をしていまして、言うのを忘れていましたが、
『セリフを覚えていない危機感は持っても、
やれるかな?なんて心配はしなくて大丈夫ですからね。』
オイラは手応えを感じましたから。
セリフさえ覚えていれば、絶対に間に合います。
充分間に合います。
これだけやれてて、セリフも覚えているのに本番がグダグダだったら100%オイラの責任だなって思いました。
1mmも言い訳できないくらいオイラのせいだなって思いました。
ラストシーンも、オープニングのシーンも、オイラが少し説明しただけで「変わった」んです。
そして、その「変わった加減」を皆は「足りない」と判断したんです。
ってことは、オイラのやりたい方向性を・・・どんなシーンにしたいかを理解してくれているって事です。
完璧じゃないにしろね。
ここまできたら、演出が出来ます。
正確には、しつこいですけど、「セリフを覚えて」くれさえすれば演出が出来ます。
9人(12人)の役者たち。期待してて下さい。
後2〜3回の練習でラストシーン、劇的に変わりますよ。
ちなみに、反省会でしていた考え事は、
「最近たっし君となべちゃんとゆきなちゃんのシーン練習してないな。ちょっとやっとかないと忘れちゃうな。3人は反省会終わったらすぐ帰るのかな?少し時間ないかな?あ、なみちゃんも動きを覚えてもらわないとな」
なんて事を考えていました。
4人に声をかけて残ってもらい、寒い中練習しました。
ゴメンよ〜。風邪ひかないでね。
・・・たっし君、一人だけ腕まくりしてたけど・・・。
君はあのシーン、相当動くからね(笑)
さて、話は変わりまして、先日「スタッフを募集します」と記事を書きました。
この記事を見て有り難い事に、月ねこ座さんが手を上げて下さいました。
大道具の仕込みと照明のお手伝いを頂けるとの事です。
1/8の今年1発目の練習に代表の宮崎さんと、
今月に九州へ帰ってしまう石橋さんが遊びに来てくれました。
ラスト付近の大きく動くシーンをご覧頂いたのですが、まだ動きが出来ていなかった為、予想以上にグダグダでした。
いや、グダグダなのは役者が悪いんじゃなくて、動きをつけていなかったオイラが悪いんですけどね。
折角遊びに来てくれたのに・・・もう少しまともなシーンをお見せしたかったです。
でも、期待の新人、ゆきなちゃんのシーンは「魅せ」れたんじゃないかと、勝手にムフムフしております。
ムフムフ。
石橋さんは九州でも芝居を続けるそうです。
オイラは、その言葉を嬉しく思います。
遠く離れた地で、共に1つの芝居を作った仲間が頑張っている・・・これは凄く勇気が湧きます。
(勝手に仲間扱いしてしまいました。すみません、石橋さん、宮崎さん)
いつか、十夢が九州公演なんてやる機会があれば、是非石橋さんに協力をお願いしたいです。
でも・・・まだ効果音の担当が見つかっていません。
1人お願いしている人がいますが、プライベートが忙しそうだからな・・・。
あまり無理はさせられないし。
ので、引き続きスタッフ募集しております!!
十夢は2013年3月以降、大きく変わりました。
あれから約1年が経とうとしています。
オイラが今、芝居を続けているのは十夢の団員をはじめ、他劇団様との関わりの中で、居場所を提供してもらっているからです。
謙虚に、
純粋に、
「ありがたい」って思います。
オイラがヒヨりそうになった時、たっし君やなべちゃん、たか君、しゅうちゃんやまー君が言ってくれます。
「演出は演出のやりたいようにやって下さいよ。」
オイラ自身が新人に対して求めすぎかな?って思った時、ゆきなちゃん、めぐみちゃん、のぞみちゃんが言ってくれます。
「個人練習お願いします。」
毎週練習に来ても、なかなか場を与えられないにも関わらず、ゆきちゃん、ゆかちゃん、なみちゃん、かける君、あまちゃん、さきちゃん、しんちゃん、あかねちゃん、うるっしーが言ってくれます。
「頑張ります!」
「もっと成長したいです!」
「良い芝居が作りたいです!」
スタッフ専属として動いてくれているこんちゃんが言ってくれます。
「必要なことがあれば言って下さい。自分に出来ることなら何でもやります。」
もうね、漫画ですよ、漫画。
皆、言ってること漫画なんじゃないかってくらい熱いです。
だから、オイラはブレちゃ駄目なんです。
自分に自信を持ちつつも、成長を続け、背中を見せ続けなければなりません。
そして、
団長がオイラに止めの熱い一言を言うのです。
「仲間に後悔させるなよ?」
は、はいぃぃいぃいい!! ・゚ヾ(゚`ェ´゚)ノ。゚・。