ども、演出です。
今年の劇団練習がスタートしました。
楽しい半分、精神的苦痛半分、といった所でしょうか。
圧倒的に時間が無いので、かなり考えて効率的な練習をしなければ間に合わないでしょう。
が、
とはいえ、最低限やるべき事はやらなければなりません。
18:10、ある程度人数が集まったので団員で円陣を組みます。
そして、新年の挨拶を団長からしてもらいました。
オイラ「団長、挨拶をお願いします。」
団長「明けましておめでとうございます。」
団員「おめでとうございます!」
団長「昨年は十夢に入団頂き、また継続して頂き有難うございました。」
団員「はい!」
団長「今年も引き続きよろしくお願い申し上げます。」
団員「はい!!」
な、なんて堅苦しい挨拶なんだ・・・。(・∀・;)
よし!ここは副団長のたっし君に和ませてもらおう。
オイラ「副団長、お願いします。」
たっし君「今年はいよいよ本番です。」
団員「はい!」
たっし君「皆さん、怪我のないよう頑張りましょう。」
団員「はい!」
お前等揃ってマジメか!?(゚∀゚;)
まったく・・・。まぁ悪いことではないんですけどね。
新年1発目の練習なので皆結構緊張していると思い、和ませてもらいたかったのですけど。
で、練習後に団長・副団長と飲みに行ったら、本人たちも相当緊張していたようです。
上の者が緊張感を持って練習に望んでくれると演出としては凄く有難いです。
んー・・・でも、正確には2分されてましたかね。
緊張している人と、結構なぁなぁだった人と。
1分1秒を惜しんで練習しようとしていた人が居た反面、自分の事だけに集中しすぎて一杯一杯になっていた人が居ました。
緊張していては声も出ませんし体も動きません。
まずは楽しい「よさこい」から、今年の練習を始めることにしました。
全員、思い思いの場所を確保し、初めのポーズ。
音楽が流れて久し振りに全員でよさこい。
久し振りですが、身体が覚えているものですね。
数名振り付けを間違えた人が居ましたが、ほぼ完璧に踊ることが出来ました。
何より、「楽しい」という感覚を取り戻せたのではないでしょうか。
声も出ていましたし。
で、1分休憩の後は、筋トレ。
腕立て50回。
腹筋50回。
背筋50回。
体幹トレーニング2種類。
これを、
男性陣は、
上半身裸で。
新年1発目ですからね。
気合ですよ、気合。
よさこいで体は温まってますし。
女性陣には「やれる範囲で参加」とお願いしたのですが、最後までやりきった人が数名。
・・・・男性陣より体力と筋力あるんじゃないか?(・∀・)
筋トレが終わった頃には、全員が虫の息でした(笑)
これが18:30.
練習はまだまだ2時間半もあります(爆)
2幕のまだ動きが確定していない所を中心に練習していきました。
この付近に登場する役者達は殆どセリフを覚えていてくれたので、掛け合いそのものはスムーズに進みました。
問題なのは動きですかね・・・。
動きと、動作は全く別物です。
(十夢では「動き」を正解とし、「動作」を不正解としています。言葉遣いの違いなので、他の劇団では逆であることも考えられます。)
演出から指示されただけで体を動かすことを、十夢では「動作」と言っています。
そこに感情もなければ、動機も無い。そういうのは十夢の芝居ではNGです。
演出に動きを指示され、それを役者自身が消化し、感情や動機を持って「動く」。
これが大事なのです。
「動き」というと手足を大きく動かすことをイメージしがちですが、そんなことはありません。
眼球の動き・・・視線だって「動き」の一つです。
「何故」見るのか?
「何を」見るのか?
「どう」見るのか?
芝居ってセリフを上手く言えればいいって訳じゃ有りません。
無言の時間にも「演技」は存在するんです。
でも、十夢の役者は皆、「動き」が苦手なんですよね・・・。
この苦手な部分を克服することが出来れば、より良い芝居が出来るんですけどね。
その為にはやっぱり「読み込み」が必要になります。
「無言」を活かすには役を読み込んでいなくては出来ません。
もっと言ってしまうと、「感情の流れを把握」していないと出来ません。
・・・難しいかな?
何言ってるか分かんないかな?
分からないなら質問してきて欲しいな。
上手くなりたいと、面白い芝居を作りたいと思っているのなら・・・。
そして、ラストシーンを通しました。
案の定、セリフを覚えていない人が多かったです。
でも、このシーンに出てくる人は、2幕あんまりセリフ無いんだよね・・・。
セリフ覚えてなくて恥ずかしいと思ったかな?
これじゃマズイと思ったかな?
正直、練習後の反省会でそんな風に思っているようには感じなかったんですよね。
ま、日曜までにオイラも対策考えますけど。
今日の練習で助かったのは、途中役者達がダラダラしていた時に、たっし君が注意してくれたことです。
たっし君が怒ってくれれば、オイラが怒る必要がなくなります。
演出のオイラが怒ると空気が凍るんですよね。
でも、たっし君はオイラとは違い、カラッとした性格なので場の空気が重くならずに済みます。
オイラはずっと、こういうパートナーが欲しかったんです。
芝居作りに一生懸命で、前向きで、仲間の為に、お客様の為に頑張れる人。
そして、練習時間の「無さ」に危機感を持ってくれる人。
たっし君が十夢に入ってくれて、副団長になってくれて本当に良かった。
たっし君は今月、水曜休みと日曜休みを貰っているようです。
劇団の練習が水曜と日曜と知っている職場の方が優遇してくれたのでしょう。
それは、たっし君の人柄なのでしょうが、
たっし君の人柄を「見る目を持っている人が職場に居る」のは彼の幸運でしょう。
「下の者を可愛がる度量を持つ上司(先輩)」が居てくれる職場は、きっと楽しいと思います。
もし、お時間の都合が合えば、3月の公演を是非ご覧頂きたいです。
たっし君が頑張って作った芝居が「どれほど」のモノか、しっかり見て欲しいです。
新人ばかりの「たまひよ公演」です。
ミスを連発するかもしれません。
ですが、
ご覧頂き、後悔はさせません。
絶対に、させません。