2012年06月14日 配信

このネタ、最後です。

PM11:30

あんなに眠かったのにも関わらず、シャワーを浴びて歯を磨いてベッドに横になると目が覚めます。

オイラはそういう体質なのです。

病的なくらい寝つきが悪いのです。

寝返りをうちつつウダウダすること数時間。

時計を確認すると深夜5時。

迎えに来ると言っていた時間は午前10時半。

大丈夫だろうか?

インタビュー中、寝ちまうんじゃないか?

まぁ心配しても始まらん。

なるようになるだろう。

腹をくくって数時間後、オイラは夢の世界へ・・・。

6月5日。
火曜日。

AM09:30

起床。

携帯の目覚ましが鳴る。

オイラ、

寝付きは悪いですけど、寝起きは良いのです。

カーテンを開ける。

眩しい日射しが。

うむ。
今日も良い天気だ。

朝食はギムさん達と食べるかもしれないので、チェックアウトする準備だけにする。

軽くシャワーを浴び、歯磨き。

スーツに袖を通し、ネクタイを絞める。

日本で用意してきたコメント集を鞄から取り出しポケットへ。

一応、どんな質問にも答えられるように、そして伝え溢しがないように文章を用意しました。

この準備が結構大変だったのですよ。

AM10:30

会場へ移動。

ギムさんと朝の挨拶を交わし、インタビュー会場へ。

途中、本日の通訳をお願いする石川さんと合流。

韓国に住んで20年以上になる素敵な日本人女性でした。

会場は大きな焼き肉店でした。

韓国では記事にしてもらう確率を高めるために、インタビュー後には食事会を開くのだそうです。

韓国ではっていうか・・・まぁ、日本でも似たようなものか。

勿論、インタビュー中はドリンクのみですけど。

店内は貸し切り。

一番奥のテーブルへ案内されます。

昨日会ったジョーカンパニーさんの役者達も次々に到着。

席に座ります。

ギムさんも隣に。

横一列にズラリと並びました。

スゲー!

こんな感じのヤツ、テレビで観た!!

まさか自分がこっち側に座るなんて考えたこともありませんでしたよ。

緊張した面持ちで待っていると、記者達が続々と来場しました。

10社ほど来ているそうです。

記者もいればカメラマンもいます。

こりゃあプレッシャーだぜよ。

オイラがキチンと答えないとジョーカンパニーさん、ひいてはギムさんの信用を落とすことになります。

そうなれば当然記事にしてくれる企業も少なくなり、それに伴い来客数に影響があるのは明らかです。

でも、

オイラだってそこそこの修羅場は踏んでます。

このくらいのプレッシャーなら楽しめるというものです。

オイラは胸を張って前を向きます。

司会進行が最初の挨拶を始めました・・・。

AM11:00

会見開始。

ここまでインタビューと書いてきましたが、会見ですね。

ジョーカンパニー代表のギムさんが挨拶をして、役者達も挨拶をします。

そして作家であるオイラが紹介され、事前に用意しておいた紙を見ながら挨拶を読み上げます。

こういう時は引いては駄目です。
謙虚さもいけません。

「凄く面白い作品です。楽しみにしておいて下さい!」

という絶対の自信が必要なのです。

自分でハードル、

上げる、上げる。(/ ̄Д ̄)/

ここまで上がったら、後は潜るしかないんじゃないかって位、上げまくってきました。

記者から作品に対する質問あり、

日本の演技に対する質問あり、

十夢の芝居に対する質問などがありました。

助かったのは全て事前に予測していた質問ばかりだったということです。

淀みなく自信を持って答えることが出来ました。

記者からの質問で気になったのは一つ。

『韓国では感情を爆発させて演技をするが、
 日本の演劇は感情を抑えることを美学にしているように思う。
 十夢の芝居も感情を控えめにした芝居なのか?』

というものです。

記者の質問の意図は分かります。ここで言う「控えめ」は「大切に」ということです。

感情を大切に出す。

日本では良く「俯瞰で自分を見て演技しろ」と言われます。

オイラは、これ、嫌いです。

どこかに冷静さを持てというのです。まぁプロなら仕方がないことですね。

でも、十夢では・・・オイラが演出する時はそんな冷静さ求めません。

100%です。

100%やり切ることを求めます。

その結果、「台詞が聞こえない」「テンポが速すぎる」などのお言葉をいただきますが、我々も成長中です。

まだ「100%やり切りつつ成立する芝居」を作れる実力・環境にありません。

その記者にオイラは胸を張って答えました。

「いいえ。十夢は感情を爆発させます。100%感情が高まりすぎて台詞が出てこなくなっても良いと言って演出しています。台詞が出てこなくても、感情さえ100%出来ていれば必ず伝わると言い続けています。」

後でその記者に通訳を通じて言われたのですが、

「日本の演劇関係者であんなに前を向いてハッキリした口調で話をする人をはじめて見た。」と評してくれたようです。

と、いうわけで、今回の趣旨であったインタビュー(会見)は成功だったと思います。

記者達と食事会をする為に席を移動しましたが、その移動中にギムさんと目が合い、

思わず二人で

ハイタッチ!

ギムさんも手応えを感じたようでした。

PM1:00

食事会。

記者やカメラマンも交えて食事会。

昼食は・・・焼肉は焼肉なんですけど、どちらかというと日本で言う「すき焼き」に近い感じです。

浅い鍋に肉だけを入れて焼くというか、煮るというか。

作業をしてくれたのは韓国版「月は今日も僕を見ている」の優香役。

綺麗な方に食事の用意をしてもらうのは何か贅沢な気分です。

肉がグツグツ・ジュージューいってきました。

小皿に取り一口。

う、美味い!!

やっぱり基本韓国料理はピリ辛なんですが、辛党のオイラには嬉しい限りです。

っていうかもう少し辛くてもいいくらい。

昨日の夕飯同様、緊張して食欲がないはずなのにバクバク食べれる。

箸が止まらん。

こうなってくるとご飯が欲しくなるのが日本男児。

と、思っていたら来ました!ご飯!!

韓国のご飯は日本のご飯より少しパサッとしていますが、お肉に合います。

一緒に出てきた味噌をつけて食べるのだそうです。

うむ。これもイケる。

でも、ここはお肉とご飯で食べたいのですよ。

しっかし、韓国のご飯を入れる器は鉄製で、蓋を開けようとしても熱くて開けられないんですよね。

韓国版の圭太役の方に開けてもらいました。

いやー、食った食った。

オイラ、美味いものは大好きです。

料理屋で不味いものが出てきたら、

鬼になりますけどね。(▼ヘ▼;)

記者さん達!!ここまで美味いもの食ったんですからちゃんと記事にしてくださいよ!?

食べ逃げは無しですぜ!!

で、

ここからは特に問題もなく帰ってきただけです。

帰りはスケジュール的にギムさんが同席出来なかったのでオイラだけでタクシーに乗り空港まで行きましたがボッタクリにはあいませんでしたしね。

ただ、

食事会で話した内容だけは書いておこうと思います。

オイラは今回の来韓で、どうしても聞いておきたいことがあったのです。

日本と韓国という関係を考えれば、かなりヘビーな質問です。

それは、

日本をどのように感じていますか?

という質問です。

楽しい食事会の空気が若干張りつめました。

ギムさんがゆっくり語り始めました。

実際にはかなり長い時間話し合ったのですが、ここではある程度簡単に書きます。

まず、

韓国と日本では2国間であった歴史を違う内容で教育しているので、問題はそこにあると思うということ。

日本を極端に敵視している人がいるのは事実。

年齢が高い人はその傾向が強い。
実際に体験に基づく感情だろうと思う、とのこと。

勿論若い人でも日本を嫌っている人もいるが最近では少なくなってきている。

ただ、個人では日本に対して悪意は持っていなかったとしても、国として見た時に国を愛する精神から必要以上に盛り上がってしまうことはある。

等々、冷静に話してくれました。

回りにいた人達も頷きながらギムさんの話を聞いていたので、基本的な考えは同じなのでしょう。

食事会の人数は20人くらい。日本人は石川さんを除けばオイラ1人です。

完全アウェーでこんなこと聞くのは人によっては「自殺行為だ」と言うでしょうね。

オイラは「入り」が良かったんでしょう。

ギムさんや李さんにとても良くしてもらいました。

ジョーカンパニーの団員たちにも良くしてもらいました。

こちらが心配にならないように事前にスケジュールを教えてくれるし、負担にならない程度に常に側に居てくれました。

「もてなそう」という気持ちが伝わるのです。

勿論、ジョーカンパニーさん側からすれば「台本を提供してもらっている」という意識があるのでしょうけど、それでも日本人であるオイラを心からもてなしてくれました。

焼肉屋の店員さんも、タクシーの運転手も、笑顔で対応してくれました。

入りが良かったんだと思います。

そんな風に良い人達ばかりでない事も知っています。

正確には、「聞いたことがあります」「読んだことがあります」ですね。

直接オイラが見たわけではありません。

韓国人から詐欺にあったり、暴力を振るわれたりした方はオイラの言っている事を信じられないでしょうし、受け入れられないと思います。

でも、オイラは日本人にも悪い人が居ることを知っています。

これはオイラが直接見ましたし、体験しているので、知っています。

入りが良い人達との出会いだったからこそ、質問できたことでしょうね。

そして、

「日本というだけで毛嫌いする人が居るのは事実」ということを教えてくれました。

「最近の若者ではその考えが薄れてきている」ということを教えてくれました。

「共通の認識で共通の歴史を教育する必要がある」という考え方を教えてくれました。

(この考え方はオイラが元々そう考えているので、無理矢理そう解釈してしまったのかもしれません。)

締めに「出来ればもっともっと友好的に文化交流をしていきたい」と話してくれました。

日本というだけで毛嫌いする韓国人が居ます。

韓国というだけで毛嫌いする日本人が居ます。

オイラが感じたのは、

教育の怖さです。

幼いころに受ける教育は「事実」であり「常識」となります。

オイラだって

「実は日本人だけ祖先はウーパールーパーだ」

なんて言われても

受け入れられません。(ノ ̄□ ̄)ノ

どんな進化の仕方だよ!!って思うでしょ?

何をもって「国」とするか。

日本・韓国。

日本人・韓国人。

互いの関係性を修復するのは政治ではないのかもしれません。

個人と個人が理解していき、良い関係を築き、広めていくしかないのかもしれません。

正直、「日本と韓国」などという大きな視野で演劇はしていません。

ご来場いただけるお客様に面白い芝居を提供するだけです。

それが日本人だろうと、韓国人だろうと、中国人だろうと、宇宙人だろうと。

そうはいっても今回は「韓日文化交流展」。

十夢とジョーカンパニー、2つの劇団が友好関係の第一歩になれればと思っています。

最後に、

このブログはどんな方のどんなコメントも受け付けています。

嫌韓の方には受け入れがたい内容だったかもしれません。

ので、自分なりの考えをコメントして頂いて構いません。

ただし、

体験者ならね。

「友人に聞いたけど」とか、「ブログで読んだけど」とかは止めて下さい。

後、

ギムさんや李さんを悪く言うのは絶対に止めて下さい。

ギムさんや李さんはオイラにとって大切な「演劇仲間」です。

韓国全体のことをどうこう意見するつもりはありません。

「仲間と楽しい舞台が作りたい」。これだけです。

どんなに嫌韓の方でも、どうかオイラの仲間の悪口だけは止めて下さい。

そして、本当に最後に。

初日に書いた150gの制汗スプレーですが、NGだったのは「機内持ち込み時」でした。

荷物を預ける場合は大丈夫ですので、ご安心ください。

韓国公演まであと2ヶ月ちょっと。

頑張ります!!

劇団十夢−TOMU−
【活動内容】
・十夢主催の自主公演
・持ち込み企画による企画公演

※お問合せはホームページからお願い致します

【団員募集中!】
初心者だって大歓迎!!
30代中心のアットホームな劇団です!
お気軽に見学に来てください。
一緒に楽しく舞台を創りましょう!!

ちょっとだけ「勇気」を出してください。

『未経験者だから・・・』 『もう年齢的に厳しい?』

『取り柄が一つも無いから』 『うまくやっていけるか不安』

こう思っている方はきっと多いと思います。
でも、ちょっとだけ、
ほんのちょっとだけ勇気を出してみてください。

何も気兼ねなんか要りません。
「遊びに行ってみよう!」と思うだけでいいのです。

劇団に入る・入らないはその後!
続くか続かないかの心配は更にその後!

そして、「うまくやっていけるか」の心配は・・・。

まずは私達を見てください。
私達はプロではありません。
誰に強制させられているわけではなく、
好きだから芝居を続けているのです。
でも、強制されていないからこそ、
一緒に芝居を創る仲間を大切にし、
時には楽しく笑って、時には悩みを相談したり、
同じ時間を共有できる喜びを持っています。

「誰か」と「何か」を創る喜びは、
本当に特別な時間です。
この喜びは、アナタの人生をもっともっと輝かせることでしょう。

私達は、待っています。
一緒に喜びを分かち合える仲間を待っています。
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