皮を一枚一枚手で焼き、十勝産のあんこを丁寧に練り上げ、子どもから年配の方まで安心して食べてもらえるような素材で作ってた「どら焼き」を提供。

住所 〒274--081 千葉県船橋市南三咲2-5-7
電話番号 047-440-3255
営業時間 10:00~17:00
定休日 月曜~水曜
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御滝公園前にどら焼き専門店「待庵」

パンケーキブームに合わせて開店

 御滝公園前の建物1階に、どら焼き専門店の「待庵(たいあん)」(船橋市南三咲2-5-7 TEL047-440-3255)が3月7日にオープンし、開店から2ヶ月の間に口コミを中心に多くの常連客がついている。

 同店をオープンさせたのは、安中政幸さん(37)。栄養士の資格を持つ政幸さんは、大学病院の献立を立てる仕事に就いていた。それまでにも規模の異なるいくつかの病院で管理栄養士として献立を立てるだけでなく、実際に調理したり、仕入れを担当するなど様々な経験を重ねてきたという。店舗面積は、接客スペースだけで約4坪、専用駐車場も1台分確保されている。

 

 そんな中、いつかは自分で店を出してみたい。食べる人の笑顔を直接見てみたい。病院ではほとんどの人が食べる事の出来なかった嗜好品を手掛けてみたい。という思いが募って、自身も大好きなどら焼きの専門店としてオープンさせることにした。

 「最近はパンケーキがブームですよね。どら焼きの皮って砂糖の分量を変えるだけで実はパンケーキと同じものなんですよね」と管理栄養士らしい考え方で、パンケーキのアイスをあんこに変えて、挟み込む「どら焼き」の専門店が誕生した。

 「どら焼きって子どもから大人までみんなが大好きな食べ物なのに、この周辺にどら焼き専門店ってのも見かけ無いんですよね」と、笑顔を見せる。

 どら焼きのメニューは毎月変更する。グランドメニューの「待庵どら焼き」と、スタンダードな「あんこ」は通常メニューで、それ以外の物は全て月毎に入れ替える。3月は、「黒ごま」や「きなこ」。4月は、「白あん」に「桜」などを提供してきた。ちなみに、5月は「カスタード」(130円)「抹茶」(140円)「栗」「求肥」(ともに150円)を提供する。

 店名は、千利休の茶室から命名。店名を冠したグランドメニュー「待庵どら焼き」は、十勝産のあんこと手作りのホイップクリームを挟み込んだ同店ナンバーワンの人気メニュー。

 「焼き立てを食べてもらうのも美味いですが、2日~3日してから食べてもらった方がピークを迎えるように工夫をしてあります」と政幸さん。皮を焼く時に含むはちみつや砂糖の分量調節、皮自体の硬さ、あんこの粘度などを調整することで挟み込み時間によってあんこの水分を吸収した皮が味わいを変えていくという。

 個人的にもどら焼きが好物だという政幸さんが独自に開発したどら焼きが「待庵どら焼き」だが、ホイップクリームが苦手という客の為に「あんこ」味を、あんこがダメな客の為に「カスタード」を開発した。その他のメニューも、他店を食べ歩き政幸さん自身が作りたくなったものや、常連客のニーズから生まれてきたという。

 こうした取り組みが実を結び、一度来店した客が土産として持参した先で口コミを聞きつけ、次の客として訪れるようになったという。オープンから2ヶ月を経過しようというタイミング、多い日は300個以上のどら焼きが売れるという。営業日が週4日と少ないにも関わらず、1週間で販売数1000個に届きそうな日もあるという。

 営業時間は、10時~17時。定休日は、月~水曜日。その日の仕込分が売り切れ次第閉店する。

 

<2015年05月02日 情報スクランブル配信記事>